マルシェ・ド・ノエル |

今回の旅は実は1年近く前から予定していたものでした。
3年前、フランス・アルザス地方にあるオーベルジュに泊まった時、宿の雰囲気もよく、お料理も美味しかったので 次は1年で一番盛り上がるらしいクリスマス市の時期に来たいと思っていました。
ところが毎年チャレンジしてもクリスマス時期は予約が困難でやっと今年2月ぐらいに11月末の予約が出来たのでした。ドイツから車で約4時間で行ける比較的身近なフランス。
もちろん、予約当時はまさかトルコから行くとは思ってもいませんでしたが…。いやあ、でも無事行けて良かった。日本に帰っていたらかなりハードルが高かった。
東駅。ドイツ時代何度か利用させていただきました。タリスだとデュッセルドルフから片道4時間のパリの玄関口。

「久々のフランスの新幹線TGV、やっぱりいいな…」

2時間ちょっとでストラスブール駅到着。

さっそく駅では素敵なデコレーションにテンションもあがります。
レンタカーをして、ランチはノーマークだった「オベルネ(Obernai)」という町で食べることになりました。
単にレンタカー屋さんの可愛いお姉さんにオススメと言われたので夫が決めたんだけど、この街が大当たり!

確かに小さいけれどとっても可愛らしい街で、写真の右の建物のレストランのグリューワイン(あ、フランス語ではヴァンショー)、スープ、サラダ、タマネギタルトどれもとても美味しかったです。
そして、この雑貨屋さんが、まるごと買い占めたいほど好みのお店でした。

ブランケット、デコレーション、バッグまで買ってしまった…
そして、これ!

バカラのアンティーク。
50年以上前のものらしいけど、他にも色々買ったし、さすがに買えないな…と思ったら、夫が気に入って買うことを決断。私は使っちゃいけないそうです。(怒) でも嬉しい。
八百屋さんまで可愛い。




もう少し太陽が出ていればよければよかったけど…。その分、夜のイルミネーションが映えて美しいのでしょうね。
予想以上にオベルネに時間を使ってしまいました。
続いて、今回絶対行くと決めていた日本でも赤地に白の水玉のパッケージで人気のジャム、フェルベールさんのお店。


ウインドウディスプレイがすごく可愛かったのですが、結局買ったのはジャムだけでした。
しかもシンプルな「いちごジャム」。 ジャムは好きだけれど、変わった味のジャムって飽きてしまって結局食べきれないので。
そして本日の宿があるカイゼルスベルグへ。(トップ写真)
そして待ちに待ったディナーです。
前回は色々なコースメニューがあったのに、今回はクリスマス特別メニューで前菜、メイン、デザートから4か5か6品を選ぶというコースのみだったので、迷わず4品にしました。
特にこの伊勢海老のカルパッチョと前回も食べたいちじくのデザートが美味しかったです。


ただ、3年前ほどは感動しなかったかも。クリスマスシーズンで超満員、テーブルも増えていてお客様をさばいている感じがしました。
お店自体のクオリティが落ちたのか、それとも、ハイシーズンだからなのかは分かりませんが。
翌朝は街をお散歩。




電車がツリーの周りを回るオルゴール、私も夫も息子も私も気に入ったんだけど、我慢しました。

つづいてアルザスワインを買いにテュルクハイム(Turckheim)へ。
こちらの街はなんだか随分さびれてました…
ランチは赤が可愛いお店にて。

クグロフ屋さん。

ワイン工房では巨大なプレッツエルを発見

続いてコウノトリで有名なリボーヴィレという街を探していたら道に迷い、美しいワイン畑に遭遇。

結局あきらめて、リクヴィル(Riquewihr)という街へ。
ここが、また可愛らしい街でした。
リクヴィル出身の画家アンシ(Hansi)美術館でみつけたワイン畑の絵。

さっき見たワイン畑の色をこういう色で表現するのですね…
夜は比較的大きな街、コルマール(Colmar)のクリスマス市へ。



素敵だったけれど、デュッセルドルフのクリスマス市の方が食べ物や売っているモノのクオリティが高かったし、期待したほどではなかった。
どうせなら雰囲気の良いリクヴィルに残って、そこの小さなクリスマス市を堪能したほうがよかったかな…
駐車場探しも苦労したし。
アルザスは半径100キロ以内に小さな可愛らしい街が点在していて、今回は我が家にしては随分活動的な旅を楽しむことができました。でも、結局やっぱりフランスのクリスマス市はドイツのクリスマス市にはかなわないということ。Aちゃんの言った通りでした。ケーテというドイツのクリスマスグッズのお店にはフランス人が長蛇の列を作っていたしね。クリスマス市が目的ならばドイツに行くべし!というのが結論です。
今回の旅の戦利品の一部。

ああ、今年の目標「断捨離」を最後に見失ってしまった…(笑)