2013年 03月 12日
「フルントルバス(オーブン袋)」の驚きの調理法 |
料理教室7回目。
まずはカリンのデザート(Ayva Tatlisi)を準備。
カリンは皮をむかず半分に切って芯をまるくくりぬき、リンゴを細かく切ったものにシナモンを混ぜて入れる。
そしてフルントルバスFirin Torbasi(「オーブンの袋」の意)の登場!
一見ただのセロファンの袋なのですが、これに今からカリンを入れて1時間半以上180度のオーブンの熱に耐えられる実力の持ち主なのです。
日本には無いけれど、実はドイツにはあったのかな!?
カリンひとつひとつにタップリ砂糖をかけて(スプーン2杯~)水も少し入れ袋に穴をあけて付属の紐で口を閉じます。
食べる時はカイマック(濃厚なクリーム)を添えて。
これはスーパーで売っているそうです。パッケージが可愛い♪
カリンは生で食べるとポソポソしていて少し渋いのでハチミツ漬けにするぐらいしか使い方を知らなかった。
このデザートはシナモンとキャラメルとカリンの酸味がからみあって絶品デザートです!
本日のメインはスズキ(Levrek bugulama:スズキの煮ものの意)
サイコロに切って固めに塩茹でしたニンジンとジャガイモ、炒めたマッシュルームとタマネギのスライス、内臓をとったスズキをパイレックスに並べて塩コショウで味付け。
お湯を1~2㎝はって水とき小麦粉も加え、アルミホイルをかけて180度のオーブンで約1時間。ホイルをはずしてとろけるチーズをのせてさらに5分で出来上がり!
マッシュルームや野菜の風味と魚のうまみ、チーズがとろけあって複雑な味わい。
なんだか高級フレンチみたい。
しかもオーブンの上の段に魚、下の段にカリンで一度に出来てしまいました。
カリンのデザートもフルントルバスのおかげで魚の匂いもつかないし後片付けもカンタン!
トルコでは魚の産卵の時期である6月から8月は大型船での漁は禁止されているため夏は魚が手に入りにくくなるそうです。
春のうちにたくさんお魚を食べておかなくては。
以前作ったことのあるズッキーニのお焼きムジュベルも副菜に。
今回も美味しくてトルコの食材について学べる大満足のお料理教室となりました。
by bleuhortensia2
| 2013-03-12 18:03
| クッキング